《 教育理念と目標 》
理念
情報化とグローバル化がますます加速する現代において、政治・経済のみならず人と人とのつながりや環境問題への対応のような共通の課題解決に向けても、世界中のあらゆる人々と協働・共創することが求められています。
私たちナタリス学院インターナショナルは、このような時代に教育を担うものとして、我が子を思う家庭学習の立場から、次の原則に基づいて「学び」とその成果を提供して参ります。
《1》新しいリーダーに必要な”3つのC”の力を高度な言語能力から
私たちがめざすのは、上記の世界の人々との協働・共創(collaboration)ができるために、情報と人間とを深く理解(comprehension)し、共有・発信できる(communication)力、特に英語力を養成することです。それを必ず実現するために、幼児から小中高校生まで一貫して中期・長期目標へと無駄なくつながるプログラムと教授法を開発し、日々改善しながら実践して参ります。
《2》良識ある大人との対話による、真の個人別指導を
あくまで「この、目の前にいる我が子のために」という家庭教育の立場から、将来につながるひとり一人の能力開発を責任をもってお手伝いします。そのために、経験と良識を備えた信頼できる大人のプロ講師とのきめ細かな対話と長期にわたる「かかわり」にこだわり、お子様の人生を決める大事な時期に貢献できる「人」と「場」となることをお約束します。
《3》最小の負担と労力で、確実に成果につながる、”学力の積み立て貯金”
人生の基盤となる力を「安全保障」の考え方で絶対確実に我が子に贈りたい、という親心が私たちの起点にあります。また一方で「我が子には様々なことにチャレンジしてほしい」という共通の願いに応えるために、最小の負担と労力で大きな成果をあげることも追求しています。よくある学年別といった経営上の都合よりも、生徒一人ひとりをみて年齢・段階ごとに最も効果的な方法を採用し、それを中長期に組み合わせることで確実に目標を達成できるのです。結果として”学力の積み立て貯金”あるいは、”満期に大きな利息がついてくる学力保険”を実現した5年、10年と在籍してくれた生徒が多数存在します。
最終目標は世界で英語を使って活躍できる素養の養成
その実現のために、各年齢・発達に応じた段階ごとの目安となる途中目標を設定しています。
(1)幼児期:感覚と姿勢の養成
- 英語が好きになり、ネイティヴ講師の話す英語が自然に理解できる状態をめざします。
※「英語が理解できる」前提として音を聞き取れる“耳”を、「感覚」の養成としては自然な発音と英語独特のリズムが身についている状態をめざし、英語を話している講師に対しても自然なコミュニケーションがとれるようにする、ということです。
※この時期に、何が言えるか/できるかといった表出を数値的に目標化することには意義を認めません。理解と吸収の度合いをレッスン中のコミュニケーションの姿勢や参加度等でモニターします。
(2)小学初級:文単位での読み書きができ、身近な日常世界のやり取りが英語でできる。
- 小学初級段階では、1年〜2年程度(学習歴や学年で異なります)で英語の基礎となる中1相当の力を習得し、目の前の相手と英語を使ってのコミュニケーションの訓練を徹底して行います。
(3)小学中級:
まずは最初のクラスの1〜1年半で、初級までの内容を固めて、英文が読め日常の基本的な会話文を自分で作ることができ、特に聞いて理解できる確かな力=英検5級合格レベルに到達します。さらに、続けることで、まとまった文章が読め、中学文法の大概を習得する(=英検4、3級合格レベル)に至ります。
- 複雑な構文を含む長い文章が読み取れる力も伸ばしながら中学文法を理解し、少なくとも小1からの6年間在籍すれば中学内容の英語を身につけた上でリスニングについてはそのレベルでほぼ完璧な状態=英検3級合格を実現します。(英検3級には、二次のスピーキング・テストも含まれています。)
最近では、小学生で英検準2級(高校中級相当)合格者も増えています。
(4)中学Ⅰ段階:中学英語(文法と読解)の基本を完成
- 中学校以降の授業〜テストに対応できる細かな文法や正確に書ける力もつけながら、実際の生きた文章のなかでそれが活用できるようにしていきます。一般の都立高校の問題が楽に解ける力を中2の終わりまでに身につけます。
(5)中学Ⅱ段階:高校文法を含むさらに高度で長い文章が一読で理解できる力を養成
- 高校入試でも、その先の高校の授業や大学入試でも、高度な英語力のベースとなるのは文章が初読で理解できる読解力です。会話文から論説文まで様々な文章を担任講師と1対1で1文単位で精読・完訳します。入試までに一人ひとりの伸びに合わせて段階的にプログラムする80~120の長文問題を読み進め、早慶・開成等の過去問で楽に90%以上正答できる実力に仕上げます。
- 受験のない一貫校の生徒でも、上記を目標に、中学生のうちに英検2級(高校修了相当)合格や、難関私立高校の入試問題(高校2年生レベルの長文問題)が楽に解ける総合力をめざします。英検1級取得や海外大学卒業等、会話も受験も教えられるプロ講師が、完全1対1の担任制個別指導で当学院独自の速音読法をはじめとるする豊富な教授法を駆使してリスニング力やスピーキング力まで伸ばします。
- 中堅以上の私立高校入試では、膨大な量の長文の総合問題が出題され、難関校になるほど長く難しくなり高校文法も含まれるのが普通になっています。そのため英語の平均点が低くなり、そこで高得点がとれると非常に有利になります。これまで早慶各校やICU、豊島岡女子等、偏差値70以上の上位校に合格者の中には苦手の科目があってもこの戦略で見事第一志望に合格した例がたくさんあります。
(6)高校S段階:大学入試の基本も文脈まで読みこなせる読解力
- 上記の高校入試の状況と同じことが大学入試についても言えます。共通テストも基礎知識+早く正確な読みの力が鍵ですし、二次試験の原書の長文も一読でどれだけ正確に内容がとらえられるかが問われます。このプログラムは難問とされる東大の読解や要約問題が短時間でできるところまで一直線につながっていて、完全に一人ひとりに合わせた進め方なので誰でも目標を達成できるのです。
(7)それ以降:あらゆる方向で英語が使える人になるための準備を個別に
- 原書の英文が読みこなせるようになれば、その先はそれぞれの目標に合わせた個別の準備となります。例えば、医学部受験生の過去問対策、高校や大学での留学、TOEFLや英検準1級、TOEIC等の資格試験など、目標に合わせた完全に個別の学習計画を作成します。